40代に入ってから、これまでと同じ食事量なのに太ってきたと感じていませんか?
実は、それ、加齢によるホルモンバランスの変化が関係しているかもしれません。
今回は、私自身のダイエット経験と学びから、「なぜ痩せないのか?」をホルモンの視点で掘り下げてみます。
その中で浮かび上がったのが、肥満の原因No.1ホルモンともいえる存在です。
40代男性が痩せにくくなるのはホルモンのせい?
年齢を重ねるごとに、代謝が落ちて痩せにくくなる――そう聞くと、なんとなく納得してしまいますよね。
でも実は、「代謝の低下」というのは結果であって原因ではないことが多いんです。
その背景にあるのが、「ホルモンバランスの乱れ」。
- 男性ホルモン(テストステロン)の減少
- 食欲を抑えるホルモン(レプチン)の効きにくさ
- 睡眠不足やストレスによるセロトニンの不足
こうした影響が連鎖的に起こり、「痩せにくい身体」がつくられていくのです。
中年太りの裏にある「直接原因」と「間接原因」
太ってしまう原因は、大きく2つに分けることができます。
- 直接的原因:脂肪が増える行動
- 間接的原因:太りやすくなる体質・環境
よくあるのが、直接的原因だけを対策しようとして、「カロリー制限」や「運動」に頼る方法。
でも一時的には減ってもすぐリバウンドしてしまいます。
本当に大事なのは「太りやすくなる体の状態」を作らないこと。つまり、ホルモンを整えることがカギなんです。
肥満ホルモンNo.1は「インスリン」
ホルモンの中でも、肥満の中心的存在として知られているのが「インスリン」です。
インスリンはすべての人が毎日分泌しているホルモンで、主な役割は食後に上がった血糖値(血液中のブドウ糖)を下げること。
🧠インスリンの“もうひとつの顔”=脂肪を溜めるスイッチ
インスリンのもう一つの大きな働きは、余ったブドウ糖を脂肪として体内に蓄えることです。
具体的には、以下のような流れです:
- 食事(特に糖質)をとると、血糖値が上がる
- 血糖値を下げるために、すい臓からインスリンが分泌される
- 余ったブドウ糖が、脂肪細胞に運ばれて「中性脂肪」として蓄積される
この一連の働きによって、体に「脂肪を蓄えろ」という命令が出されるわけです。
⚠️インスリンが出続けるとどうなる?
こんな生活をしていませんか?
- ご飯やパン、甘いお菓子を頻繁に食べる
- 缶コーヒーやジュースをよく飲む
- 食事の間隔が短く、常に何か食べている
- 夜遅くにドカ食いしている
こうした習慣では、血糖値が頻繁に上昇 → インスリンが出続けるという状態になり、体が常に「脂肪をため込め」と命令を受け続けます。
💡解決のヒント:「インスリンを休ませる」
大切なのは、インスリンの分泌を抑える=体を休ませる時間をつくること。
- 食間をしっかり空けて、間食を控える
- 野菜から食べる・GI値の低い食材を意識する
- 夜遅い食事は控える
インスリンが落ち着けば、体は脂肪を蓄える状態から、使う状態へと変わっていきます。
ダイエットに「ホルモン視点」を取り入れよう
ダイエットというと、「カロリー計算」や「糖質制限」に意識が向きがちです。
でも、これまで何度もリバウンドを繰り返してきたなら、体の中の仕組み=ホルモンに目を向けてみましょう。
私自身も、「ホルモンが先、食事は後」という考え方を取り入れてから、少しずつ体の変化を感じられるようになりました。
ホルモンの乱れが引き起こす悪循環
- 血糖値の乱高下 → インスリンの過剰分泌
- ストレス → コルチゾール増加 → 内臓脂肪増
- 睡眠不足 → レプチン減少&グレリン増加 → 食欲暴走
こうした状態では、どんなに食事制限しても「痩せにくいモード」から抜け出せません。
まずはホルモンを整える生活から
- 血糖値を安定させる食べ方:野菜→タンパク質→炭水化物の順
- ストレスを減らす:深呼吸、湯船、趣味などで副交感神経を活性化
- しっかり眠る:7時間以上の睡眠と寝る前のスマホ断ち
まとめ
- 40代から痩せにくくなるのは、ホルモンバランスの変化が影響している
- 肥満ホルモンNo.1は「インスリン」
- 「カロリー計算だけ」では解決できない根本原因に目を向けよう
- 睡眠・ストレス・血糖値コントロールがダイエット成功のカギ
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