「最近、なんだか太りやすくなった…」
そんな悩みを抱える40代のあなたへ。
実は、「睡眠不足」が太る原因になっている可能性があるんです。
忙しくて寝る時間が短くなる。
ストレスで眠りが浅くなる。
それが続くと、ホルモンバランスが崩れ、脂肪がたまりやすくなる体質へと変化してしまいます。
この記事では、40代の男性が気をつけたい「睡眠不足と肥満の関係」について、最新の知見をもとに解説します。
40代から太りやすくなるのはなぜ?【ホルモンと睡眠の関係】
20代の頃と同じような食生活や運動量なのに、なぜか体重が落ちにくくなった…。
その大きな原因のひとつが「ホルモンバランスの変化」です。
とくに、成長ホルモンの分泌量は加齢とともに減少。これは、脂肪の分解や筋肉の維持に深く関わる重要なホルモンです。
さらに、この成長ホルモンは睡眠中、とくに深いノンレム睡眠時に分泌されるため、睡眠の質が低下するとホルモンバランスも崩れてしまいます。
睡眠不足が太る原因になる3つの理由
① 食欲ホルモンの乱れ
睡眠が不足すると、「グレリン」という食欲を増進させるホルモンが増えます。
同時に、満腹を感じさせる「レプチン」は減少。
つまり、寝不足になると、無意識に食べすぎてしまう体になるのです。
② 血糖値コントロールの悪化
睡眠不足は、インスリンの感受性を下げることがわかっています。
その結果、糖の代謝がうまくいかず、余分な糖分が脂肪として蓄積されやすくなります。
③ ストレスホルモン「コルチゾール」の増加
寝不足は体にストレスを与えます。すると、ストレスホルモンである「コルチゾール」が増加。
コルチゾールは、脂肪とくに内臓脂肪の蓄積を促す働きがあります。
睡眠不足で太ってしまった実例:あやはる(45歳・会社員)のケース
以前の私は、寝る時間が毎日バラバラで、平均して4〜5時間しか寝ていませんでした。
夕食も遅く、帰宅してからコンビニ弁当とビールを流し込み、寝る直前までスマホをいじるのが習慣でした。
気づけば体重は90㌔まで増量、健康診断では脂質異常症や高血圧の指摘も。
それでも「忙しいから仕方ない」と思っていたのですが、あるとき睡眠と肥満の関係を知り、試しに生活習慣を少し変えてみたんです。
寝る前のスマホをやめ、湯船に浸かる習慣をつけたところ、明らかに寝つきが良くなり、朝の体が軽い。
気づけば食欲も安定し、2ヶ月で5kgの減量に成功しました。
「睡眠が変われば、体も変わる」ということを、まさに身をもって実感しました。
研究でも明らかに。睡眠不足と肥満の深い関係
実際、数多くの研究でも「睡眠不足が肥満のリスクを高める」ことが示されています。
たとえば、スタンフォード大学の研究では、
1日5時間以下の睡眠しかとらない人は、7〜8時間眠る人に比べて肥満率が約1.5倍高いという結果が出ています。
また、日本の厚生労働省も「睡眠と生活習慣病」の関連性を公式に発信しており、
睡眠時間が短いほど、肥満・糖尿病・高血圧のリスクが増加することが明らかになっています。
根性論や努力だけではなく、科学的にも“睡眠は痩せ体質のカギ”なのです。
ホルモン分泌のゴールデンタイムとは?睡眠時間帯の重要性
睡眠中に分泌されるホルモンの代表格が「成長ホルモン」と「メラトニン」。
とくに成長ホルモンは、脂肪を分解し、筋肉や肌の再生にも関わる“痩せホルモン”とも呼ばれています。
この成長ホルモンは、眠りに入ってから最初のノンレム睡眠(深い眠り)に入ったタイミングで最も多く分泌されます。
このタイミングが訪れるのは、だいたい入眠後の90分以内。
つまり、就寝時刻を一定に保ち、すぐに深い眠りへ入れる環境を整えることが、ダイエットにも直結するのです。
【夜22時〜2時は“ホルモンのゴールデンタイム”】
この時間帯は、自律神経が副交感神経に切り替わり、成長ホルモンやメラトニンの分泌が盛んになります。
ただし「22時に寝なきゃダメ」ということではありません。
重要なのは寝入りばなの質。
しっかり深く眠ることで、どの時間に寝ても“ゴールデンタイム効果”を引き出せます。
睡眠不足がホルモン分泌に与えるダメージ
逆に、睡眠時間が短いと、これらのホルモンが十分に分泌されず、
・脂肪が分解されにくくなる
・筋肉の回復が遅れる
・肌や内臓の修復も追いつかない
といった、まさに“太りやすく老けやすい体”に近づいてしまうのです。
だからこそ、「痩せる体質をつくる睡眠」を意識することが、40代からのダイエットには欠かせません。
1週間で変わる!睡眠改善ダイエットプラン【実践編】
ここでは、40代のあなたが今日から実践できる「1週間の睡眠改善ダイエットプラン」をご紹介します。
無理なく習慣にできるよう、毎日ひとつずつ小さな変化を加えていくスタイルです。
【Day 1】湯船に浸かる習慣をつける
就寝90分前の入浴がポイント。ぬるめのお湯(38〜40℃)で10〜15分が理想。
【Day 2】就寝30分前にスマホを手放す
寝室にスマホを持ち込まないルールを。代わりに本や音楽でリラックス。
【Day 3】朝起きたら日光を浴びる
太陽の光で体内時計がリセットされ、夜の眠気もスムーズに。
【Day 4】夕食は就寝3時間前までに済ませる
胃腸を休ませることで、眠りの質が向上。夜食は避けましょう。
【Day 5】朝の決まった時間に起きる
休日も「いつも通り」に起きることで、リズムが安定しやすくなります。
【Day 6】寝る前に軽くストレッチ
筋肉の緊張をほぐして、副交感神経を優位に。深い睡眠につながります。
激しいストレッチは逆効果になるので注意です。
【Day 7】お気に入りの寝具・パジャマに変える
意外と見落としがちな「快眠アイテム」。心地よい環境づくりが鍵です。
このように、小さなことからでも意識を変えるだけで、睡眠の質がぐんと改善され、ダイエット効率も高まります。
「生活が整えば、体も変わる」──まずは1週間、試してみてください。
まとめ:40代からのダイエット、まずは“睡眠”を整えることから
食事制限や運動だけでは、なかなか痩せない…
そんな壁にぶつかった40代の方こそ、「睡眠」を見直す価値があります。
・ホルモンバランスの乱れ
・ストレスによる内臓脂肪の増加
・食欲の暴走
その多くは、実は睡眠不足から始まっているかもしれません。
この記事では、体験談や研究データを交えながら、睡眠の質を改善することで“痩せやすい体質”へ変わる方法をご紹介しました。
まずは1週間。湯船につかる、スマホを手放す、起きる時間を揃える。
その小さな一歩が、きっとあなたの体と心を変えてくれるはずです。
睡眠は、ダイエットの土台。
無理な努力より、“眠れる環境”を整えることから始めましょう。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
X(旧Twitter)では日々40代からのダイエットについて発信しています。
過去サンクチュアリ出版でダイエットの講演も行ってます。

不規則な生活のサービス業でも実施できてる再現性の高い内容です。
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